大会情報
- 大会名
- 秩父宮賜杯第44回全日本大学駅伝対校選手権大会東海地区選考会
- 期日
- 2012年6月17日(日)
- 会場
- 瑞穂公園陸上競技場
結果
総合成績で2位となり、11月に行われる全日本大学駅伝の出場権を獲得しました。応援ありがとうございました。
総合成績
順位 | 大学 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 中京大学 | 近藤 駿一(3) 31’17″52 |
吉川 朋希(4) 33’25″49 |
山口 泰輝(2) 32’34″84 |
芝田 遼(4) 30’57″11 |
4時間18分00秒61 |
松田 和真(3) 31’56″60 |
林 佑樹(2) 33’35″36 |
田中 陽介(3) 32’41″74 |
中島 章博(2) 31’31″94 |
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2位 | 名古屋大学 | 古川 和紀(3) 31’50″04 |
池亀 透(3) 33’12″79 |
矢野 祥一(3) 32’15″75 |
山本 崇博(M2) 30’58″96 |
4時間19分01秒91 |
和田 健志(4) 32’52″13 |
國司 寛人(1) 34’10″26 |
森本 善智(2) 32’25″29 |
平岡 悠(8) 31’16″69 |
|||
3位 | 愛知工業大 | 伊藤 晶寛(4) 32’01″19 |
長谷川 士朗(1) 33’53″50 |
吉田 新規(1) 32’24″66 |
萱垣 義樹(3) 31’07″90 |
4時間22分39秒07 |
成田 和哉(2) 34’49″47 |
鈴木 健太(3) 34’08″28 |
割田 雄貴(4) 32’36″09 |
館林 洸介(3) 31’37″98 |
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4位 | 皇学館大学 | 三浦 健嗣(2) 31’53″15 |
寺内 亮(2) 33’26″93 |
津田 純一(1) 33’13″93 |
濱地 久史(2) 32’43″67 |
4時間26分15秒86 |
櫻井 翔太(4) 32’32″60 |
大山 竜矢(3) 33’29″91 |
松本 聖(3) 34’00″52 |
若菜 純一(2) 34’55″15 |
公式リザルトは下記をご覧ください。
監督寸評
東海インカレの様子を見る限り、名大にも大きなチャンスがあると考えていた。故障者を出さず、ベストを尽くすことに全力を注いだ
1組 和田 健志 (4年) 古川 和紀(3年)
当初の計画では、安定感のある石川と、粘れる古川の起用を描いていた。しかし石川の調子が上がってこない。この緊張する1組で大きな出遅れは致命傷になる。やむなく和田を2組から1組に回した。18時に始まったレース内容は、和田が中盤以降苦しくなり、目の前の皇学館大学からじりじり離されていたこと以外、ほとんど私の頭から飛んでいて思い出せない。1組の結果で、中京がトップ、皇学館が2位、名大は3位となり、僅差とはいえ苦しい戦いになった。
2組 池亀 透(3年) 國司 寛人(1年)
ここは一成と池亀あるいは和田を予定していた。期待していた一成だったが、春合宿あたりから故障してしまい、風邪を引くなどしたため、正選手での起用をあきらめた。池亀は強かったが、腰の不調を訴えるなど、安定感に欠け不安が残っていた。最後の火曜日の6000mのビルドアップを一人余裕をもって終わることができたので、やっと池亀の起用を決めた。もう一人は、14分台の持ちタイムがあり、高校駅伝でも1区10kmを走っているので、1年生の國司を起用した。何とかなるだろうと楽観していた。
レースはかなりスローな流れだった。中盤以降で池亀がスピードを上げ、宣言通り2組トップでゴールした。一方國司はスローペースの序盤、中盤ともにアウトコースを走りロスをしていた。残り10周で苦しくなり、ペースアップについていけない。80秒かかるラップもあり軽いブレーキ。その結果、2組終了で名大は3位。2位の皇学館とは40秒差にまで広がった。
3組 矢野 祥一(3年) 森本? 善智(2年)
この3組が一番練習もできていたし、調子もよかった。名大はここで勝負をかけたかった。走りにくい状況でのスタートだったにもかかわらず、期待通りに2人は走り切った。強いレースをしてくれた。ここで皇学館大学を逆転し、その差は1分50秒。この3組の力走が決定打となった。
4組 平岡 悠(8年) 山本 崇博(M2)
最終組には平岡と山本。経験はあるのだが、練習状況はイマイチの状況で、私の中に一抹の不安があった。しかし3組で作った差を利用して、完璧なレース運びをした。平岡は先頭との差を開かれないように無理してでも付いていき、山本はどんな不測の事態になっても対応できるように第2集団で力を温存していた。そのまま淡々と周回を重ねていった。ラスト10周の時点で、名大の出場権獲得に当確ランプがついた。
大会前の状況では大丈夫だろうと思っていた。しかし何が起こるか分からないので、かなり緊張した。終わってほっとしたというのが実感である。100周は長い。
これから暑い夏を迎えるが、4ヶ月半、大きな目標となる舞台ができた。そこでタスキを最後までつなぐ駅伝ができるように、気を引き締めて練習していきたい。
選手個人寸評
<1組>
和田 健志 (4年)
自分がパート長になってから、昨年は全日本にも出場できず、東海学生駅伝にも負け、名岐駅伝もいい結果が残せなかったので、2位ではあったが予選会を突破できて本当にうれしかった。
ただ個人としては、思ったような走りができず1組から借金をつくってしまいチームに迷惑をかけてしまった。
これから本選に向けてまたメンバー争いがあるので、またメンバーに入り、本選で予選会の借りを返したい。
古川 和紀(3年)
序盤から予想していたよりハイペースで5000mもいかないうちに先頭集団からこぼれてしまった。そこからなんとか粘って組2着でゴール出来たが、組トップの中京大の近藤に30秒以上離されてしまった。同じ3年の近藤にこれだけ離されてしまったのは完全に自分の実力不足なので東海学生駅伝では中京大に勝てるよう夏にしっかり練習していきたい。
当日はたくさんの人の応援のおかげで粘ることができました。夜遅くまで応援ありがとうございました。
<2組>
池亀 透(3年)
名阪戦で故障した影響で、満足に練習が再開できたのが1週間前と不安が残る仕上がりになってしまった。6000mからのペースアップに國司が離れてしまい、苦しい状況になったので自信のあるところから仕掛けようと決めた。残り1800mから大幅にスピードを上げて引き離したが、練習不足がたたり、そこからペースが落ちてしまった。二着に十数秒引き離して組トップをとることができたが、あと十秒は早く走れたはずだった。しかし、自分の状態から考えるとほぼ満点の走りをしたと思う。チームとしては目標通り全日本大学駅伝の出場権を獲得したが、本戦、東海学生駅伝、そして来年の予選会に向けて精進していきます。当日は夜遅くまで応援ありがとうございました。
國司 寛人(1年)
レース後は自分の不甲斐なさを苦しく感じましたが、先輩達の強い走りに救われました。
これから弱い自分の印象を払拭できる走りをして、本戦で使ってもらえる選手になるように頑張ります。
<3組>
矢野 祥一(3年)
リードされた状況だったので、後ろに差をつけたかったが、スローな展開だったため、前半は思うように走れなかった。しかし、その中でも集中力を切らさずに我慢して走ることができた。そのため、後半のペースアップにも落ち着いて対応ができたと思う。残り2000mで仕掛けてからはさすがにキツかったが、何とか粘りきり、個人的な目標の組トップをとることができたことには満足している。 チームとして全日本大学駅伝の出場権を取ることができたことで、昨年の悔しさを晴らすことができ、うれしく思う。これからまたメンバー争いが始まるので、気を抜かず、本戦で襷を繋げるという目標に向かって精進していきたい。当日は夜遅くまで応援ありがとうございました。
森本 善智(2年)
組1位を狙っていたが、ほとんど見せ場なく終わってしまい個人としては満足できない。
しかし、チームとして全日本の出場が決まったことは素直に嬉しい。
本戦では1区を走るつもりで夏期練習に臨む。
<4組>
平岡 悠(8年)三組目までの結果で、ほぼ確実に本戦出場が決まっている状況でしたので、自分の走りに徹することができました。この予選会の四組目でトップをとることを一番の目標に練習に取り組んできまし、練習の手応えもありましたので、自信を持って走り出すことができました。しかし、序盤できつくなり、中盤で先頭から離されたレースになってしまいました。本当に一生懸命練習して相当自信もあったのに、この程度の走りしか出来なかったと思うと悔しさで一杯です。幸いチームとしては本戦出場できることになりましたので、エース区間である一区を任せてもらえるようこれからも練習していきたいと思います。当日は長時間に渡って大会が開催されていたため、お疲れだったと思いますが、大声援を送って頂き、自分は幸せ者だと実感しました。ありがとうございました。
山本 崇博(M2)
3組までに大きな貯金を作ってもらい、落ち着いて走ることができました。
しかし組のトップが取れなかったように、全日本を走るにはまだまだ力不足なので、本番までにもっと強くなります。
応援やサポートなど本当にありがとうございました。